課題提供サイト・自習指示サイトについて、教員評価支援チームは、ドメインに含まれる「kocho-shine」(胡蝶シャイン)という部分が「校長死ね」とも読めるとの見解を示している。さらに、掲載内容についても、授業とは関係ないものや、生徒が違和感や恐怖を感じるようなものが掲載されているので、速やかに削除するようにという指示があったものである。 まず、ドメインについての指摘について述べる。 私は年度当初の自己申告票においても、「独自に新たな課題指示サイトを開設し、授業に活用する。なお、課題指示サイトのアドレスは男女共同参画社会を意識したものとする」と記載しており、校長がこの事実を認識した上で、サイトが運営されていたものである。さらに、当該サイト上には、「この WEB サイトのドメインとなっている『kocho-shine』は、『鬼滅の刃』鬼殺隊の『柱』として活躍する女性である『胡蝶しのぶ(kocho)』をモチーフに、男女共同参画社会が進展する中で『輝く(shine)』未来を創造することを目指して名付けられています。」と記載されていた事実があり、ここからも、このドメインが男女共同参画社会を意識したことを前提にしていることがわかる。 当該サイトにおいては、私が休暇を取得してしまった場合の自習に関する指示や、授業で使用する課題や資料のPDFファイルの他に、私が大阪府に対して情報公開請求などを用いて個人的に取得した文書や動画などが、リンク先に掲載されていた。したがって、ドメインの「kocho-shine」(胡蝶シャイン)という部分をローマ字読みした場合に、仮に「校長死ね」と読めたとしても、サイトの内容がそのような趣旨ではないのであるから、当然そのような趣旨で名付けられたドメインではない。その理屈で行けば、むしろ、「校長シャイン」と読むこともできるので、校長先生が輝くようにも捉えることができる。どこまで行ってもそのような指摘は「こじつけ」の類であって、正当な評価ではない。 なお、当該サイトについての生徒や卒業生の意見は、「QRコードを読み込むだけの簡単な作業で確認できるということは私たち生徒にとって大変ありがたいことだと感じています。」「自習指示サイトは、先生が休みの時に生徒と連絡できてしっかり自習することができるからいいと思うし、授業で学習した内容とかの感想も書けるから、紙に書くより全然手間が省けていいと思います。怖いと思ったことは一度もないです。」とのことであり、当該サイトについて肯定的である。 また、教員評価支援チームは「個人情報や個人の特定に繋がるようなふうに感じて怖い。サイトを見ているだけで、個人が特定されるような気がして怖い」と生徒が訴えている旨を指摘する。この指摘の原因を推測するに、恐らくは前任校の教頭であるNの携帯電話番号と思しき情報が載っていることを指摘していると思われる。 しかし、中村滉伊知名義の Mobil(Mobile の誤りの可能性がある)は、情報公開請求の結果公開されたものであり、これが個人情報であるならば大阪府教育委員会の決定にそもそも誤りがあったということである。ところが、大阪府教育委員会は未だに公開決定を取り消しておらず、資料は公開されたままであるから、大阪府教育委員会が公開した状態が継続している事実は変わらない。 さらに、当該サイトの内容やドメインが、仮に不適切なものであったとしても、本来は校長がそれを指摘し、指導すべきものであるから、教員評価支援チームが言うように「生徒の訴えをキッカケに」突如として来校し、それを指摘すること自体が、そもそもの制度のあり方や組織のあり方に鑑みれば著しく不当である。 |